まだ自分を偽っている
どこを向いているの?
言えないのか、言いたくないのか。
この窓の向こうに呼びかければ
届くのか、届かないのか。
切なさは妄想か。
寂しさは麻痺か。
本当に行きたい場所は海の向こうじゃない。
わかってる。素直と勇気は同じ。
わたしが探しているもの。
どこを向いているの?
言えないのか、言いたくないのか。
この窓の向こうに呼びかければ
届くのか、届かないのか。
切なさは妄想か。
寂しさは麻痺か。
本当に行きたい場所は海の向こうじゃない。
わかってる。素直と勇気は同じ。
わたしが探しているもの。
1週間くらい前、クリスマスまでにクリスマスっぽいお話を作ろう!と思い立ち、
突然作ってみた物語です。
絵も描きたかったけど、もう24日になってしまい、時間がないのでお話だけです。
・・・何はともあれ、えいっ!アップしちゃえ!
ニコラスさんはサンタクロース歴2年目の新米サンタ。
ニコラスさんの家は、おじいさんのおじいさんよりもっと前から、代々サンタクロースを勤めてきた、由緒あるサンタの家系です。
けれど、ニコラスさんはサンタをやめようかと思っているのです。
その理由というのは・・・
サンタクロースの所には世界中の子供たちから、いろいろな言葉で書かれた手紙が届きます。手紙にはたいてい住所とプレゼントのリクエストが書かれています。それに、サンタクロースの絵も。
去年、ニコラスさんは子供たちからの手紙を楽しく読んでいました。
サンタクロースとして仕事を始める1年目ですから、はりきっていたのです。
ところが今年は違います。
サンタクロースの絵が描かれた手紙を見つけるたび、『はあ』とため息をついているのです。
子供たちの描くサンタクロースの姿は、どれも赤い服を着た太ったおじいさんですが、ニコラスさんはひょろりと背が高く、痩せていたのです。
それにふさふさのひげもありません。
これではとてもサンタクロースには見えんだろう・・・。
ニコラスさんはそう思って悲しくなってしまったのです。
そういえば去年、ある家にプレゼントを届けに行った時、どろぼうに間違えられそうになりました。もし自分がもっとサンタクロースらしい体つきだったらそんなことにはならなかったんじゃないか、とニコラスさんは考えました。
ニコラスさんは先輩のサンタにも相談してみました。ところが、
「そうさなあ。お前さんもだんだんとサンタらしくなるだろうよ。フォッフォッフォッ」
と、優しい目で笑うばかりです。
・・・
クリスマスが間近に迫ってもニコラスさんはまだ悩んでいました。
そんなある日、1通の手紙が届きました。去年、ニコラスさんがプレゼントを届けた家の女の子からです。
『サンタさん。きょねんはおにんぎょうをくれてありがとう。ことしはおにんぎょうのおともだちをください。おねがいします』
丁寧な字で書かれた文の横に、サンタクロースの絵が描かれていました。ニコラスさんはびっくりしました。その絵は、今までの絵とは違って、背が高くて痩せたサンタだったのです。そう、まるでニコラスさんのように。
この子は本当に私の姿を見たのかな?それともたまたまこういう絵を描いたんだろうか?
ニコラスさんはいても立ってもいられなくなり、そうっとこの女の子の家に行ってみることにしました。
女の子は家の中で、ママとパパと一緒にクリスマスツリーの飾り付けをしていました。
『ママ、今年もサンタさんに会えるかなあ?』
女の子は星型の飾りを握りしめて言いました。
『あらあら。今年はちゃんと寝ていなきゃダメよ。』
『そうだよ。寝たふりをしてもサンタさんにはお見通しだぞ。』
ママとパパの言葉に、女の子は不満そうです。
『でも去年はちゃんとプレゼントをくれたわ。今度会ったらありがとうを言いたいのに!』
ママはにっこり笑って答えました。
『背が高くてスラッとしたサンタさんなんでしょう?ママも会いたいわね』
パパは女の子の顔を覗き込むようにして言いました。
『おまけにヒゲもないサンタさんだろう?実はパパも会ってみたいよ』
女の子は喜んで、
『パパもママもあたしのサンタさんに会いたいのね!?』
と、2人の顔を見上げました。
『でもダメよ。』
『そう。ダメだ。いい子は眠って待つもんだ』
2人からじっと見つめられた女の子は、ちょっと残念そうでしたが
『はあ〜い。』
と返事をして、またツリーの飾り付けに取り掛かりました。
ニコラスさんは来た時と同じように、そうっと女の子の家から離れました。
その顔は喜びで輝いていました。
“あたしのサンタさん”
あの子はそう言ってくれた!
ニコラスさんは降りだした雪の中を弾むような足取りで歩きながら思いました。
世界中に何人サンタクロースがいても、あの子のサンタは私だ。
あの子の他にも、私を待っている子供たちがいるに違いない。
こうしちゃおれん!急いでプレゼントを配る準備をしなけりゃ!
・・・
ニコラスさんは今年もサンタクロースをやっています。
ヒゲがなくても、痩せていても、もう気にしません。
だってニコラスさんは子供たちの笑顔が大好きだから。
・・・END・・・
突然作ってみた物語です。
絵も描きたかったけど、もう24日になってしまい、時間がないのでお話だけです。
・・・何はともあれ、えいっ!アップしちゃえ!
ニコラスさんはサンタクロース歴2年目の新米サンタ。
ニコラスさんの家は、おじいさんのおじいさんよりもっと前から、代々サンタクロースを勤めてきた、由緒あるサンタの家系です。
けれど、ニコラスさんはサンタをやめようかと思っているのです。
その理由というのは・・・
サンタクロースの所には世界中の子供たちから、いろいろな言葉で書かれた手紙が届きます。手紙にはたいてい住所とプレゼントのリクエストが書かれています。それに、サンタクロースの絵も。
去年、ニコラスさんは子供たちからの手紙を楽しく読んでいました。
サンタクロースとして仕事を始める1年目ですから、はりきっていたのです。
ところが今年は違います。
サンタクロースの絵が描かれた手紙を見つけるたび、『はあ』とため息をついているのです。
子供たちの描くサンタクロースの姿は、どれも赤い服を着た太ったおじいさんですが、ニコラスさんはひょろりと背が高く、痩せていたのです。
それにふさふさのひげもありません。
これではとてもサンタクロースには見えんだろう・・・。
ニコラスさんはそう思って悲しくなってしまったのです。
そういえば去年、ある家にプレゼントを届けに行った時、どろぼうに間違えられそうになりました。もし自分がもっとサンタクロースらしい体つきだったらそんなことにはならなかったんじゃないか、とニコラスさんは考えました。
ニコラスさんは先輩のサンタにも相談してみました。ところが、
「そうさなあ。お前さんもだんだんとサンタらしくなるだろうよ。フォッフォッフォッ」
と、優しい目で笑うばかりです。
・・・
クリスマスが間近に迫ってもニコラスさんはまだ悩んでいました。
そんなある日、1通の手紙が届きました。去年、ニコラスさんがプレゼントを届けた家の女の子からです。
『サンタさん。きょねんはおにんぎょうをくれてありがとう。ことしはおにんぎょうのおともだちをください。おねがいします』
丁寧な字で書かれた文の横に、サンタクロースの絵が描かれていました。ニコラスさんはびっくりしました。その絵は、今までの絵とは違って、背が高くて痩せたサンタだったのです。そう、まるでニコラスさんのように。
この子は本当に私の姿を見たのかな?それともたまたまこういう絵を描いたんだろうか?
ニコラスさんはいても立ってもいられなくなり、そうっとこの女の子の家に行ってみることにしました。
女の子は家の中で、ママとパパと一緒にクリスマスツリーの飾り付けをしていました。
『ママ、今年もサンタさんに会えるかなあ?』
女の子は星型の飾りを握りしめて言いました。
『あらあら。今年はちゃんと寝ていなきゃダメよ。』
『そうだよ。寝たふりをしてもサンタさんにはお見通しだぞ。』
ママとパパの言葉に、女の子は不満そうです。
『でも去年はちゃんとプレゼントをくれたわ。今度会ったらありがとうを言いたいのに!』
ママはにっこり笑って答えました。
『背が高くてスラッとしたサンタさんなんでしょう?ママも会いたいわね』
パパは女の子の顔を覗き込むようにして言いました。
『おまけにヒゲもないサンタさんだろう?実はパパも会ってみたいよ』
女の子は喜んで、
『パパもママもあたしのサンタさんに会いたいのね!?』
と、2人の顔を見上げました。
『でもダメよ。』
『そう。ダメだ。いい子は眠って待つもんだ』
2人からじっと見つめられた女の子は、ちょっと残念そうでしたが
『はあ〜い。』
と返事をして、またツリーの飾り付けに取り掛かりました。
ニコラスさんは来た時と同じように、そうっと女の子の家から離れました。
その顔は喜びで輝いていました。
“あたしのサンタさん”
あの子はそう言ってくれた!
ニコラスさんは降りだした雪の中を弾むような足取りで歩きながら思いました。
世界中に何人サンタクロースがいても、あの子のサンタは私だ。
あの子の他にも、私を待っている子供たちがいるに違いない。
こうしちゃおれん!急いでプレゼントを配る準備をしなけりゃ!
・・・
ニコラスさんは今年もサンタクロースをやっています。
ヒゲがなくても、痩せていても、もう気にしません。
だってニコラスさんは子供たちの笑顔が大好きだから。
・・・END・・・
砂漠で見つけたランプは、
